はじめに

 

 この度、片麻痺の新しい治療法である促通反復療法(Repetitive Facilitation Exercise; RFE、川平法)の京都府内への導入と普及を目的に「京都促通反復療法研究会」を設立することとなりました。促通反復療法は、片麻痺による上下肢および体幹の運動や機能の障害を回復させるために開発された新しい運動療法です。従来の神経筋促通法の問題点を抽出し、近年の脳科学の知見を基に開発されました。平成239月のTV放映をきっかけに、一般の方々にも広く知られるようになり、治療希望者が増えています。しかし、それに応えるべく実施できる療法士の数が限られているのが現状です。幸いにも、京都府の総合リハビリテーション推進プランに基づく研修助成事業により、京都府下で実施できる療法士の数が少しずつ増えてきました。このネットワークをより強固なものに発展させていくべく、京都促通反復療法研究会を設立し、京都府内への導入と普及を促進していけるよう努めたいと考える次第であります。

 

 以上、京都促通反復療法研究会の趣旨にご賛同いただき、皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 

平成289月吉日

                       京都促通反復療法研究会 代表 久保田一誠